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【初心者向け】顔彩(がんさい)の使い方を解説|水彩絵具との違いもわかる!

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この記事で分かること
  • 顔彩は初心者にも使いやすい日本画絵具!
  • 透明水彩と同じ使い方で塗れる!
  • ひと手間かけることでキレイに塗れる!


「顔彩(がんさい)ってどうやって使えばいいの?」
「水彩と同じように塗っていいの?」



そんな疑問を持つ方のために、
今回は

  • 顔彩の基本的な使い方とコツ
    を分かりやすく解説していきます!



顔彩は、固形タイプの日本画絵具。


筆を濡らしてなでるだけですぐ使える手軽さが魅力です。



この記事を読めば
顔彩の扱い方から塗り方まで、
初心者でも安心してスタートできますよ!


日本画の岩絵具の使い方はこちら!

岩絵具の使い方と溶かし方の手順と書かれたキャプション画像

顔彩ってどんな絵具?初心者に人気の理由とは

色鮮やかな顔彩がたくさん並んでいる画像

顔彩ってどんな絵具なの?水彩じゃないの?


顔彩とは、
日本画版の水彩です!



透明水彩のような固形タイプの絵具で、
見た目も透明水彩にそっくりですね!



顔彩は水干絵具などの粉末の顔料に
を加えて固めた日本画絵具です。


水に濡らした筆でなでるだけで
色が溶けるので、特別な準備は不要!


水彩感覚で使えて、
初心者にも扱いやすい
のが特徴です。


和風の色名がおしゃれだね!
スケッチや絵手紙にも最適だよ!


顔彩について詳しく知りたいなら!

顔彩を使うために必要な道具はこれだけ!水とパレットを用意しよう!

顔彩を使うのに必要なもの
  • 顔彩
  • 筆洗いに水
  • 溶き皿やパレット


顔彩を使うために必要な道具は水彩と同じです!


筆洗に水を入れて、パレットを用意して、
水彩と同じように始められますよ!


顔彩の使い方をステップで解説|初心者でも失敗しない!

①顔彩を水で濡らした筆で撫でる


まずは筆にたっぷり水を含ませ、
絵具をよく含ませられるようにしましょう!



その後、
固形の水彩絵具を使う時のように、
筆で顔彩を撫でて色を含ませます。



最初に、濃く絵具を筆に付けると良いですよ



②溶き皿やパレットで顔彩の濃度を調整する


溶き皿やパレットに顔彩を移します。

絵具を乗せるように移しましょう。



何度か繰り返し、濃い絵具ができたら、
水を含ませた筆で濃度調整をします!


  • 濃い色➡水で薄くする


というようにすると、

色むらができにくい
✅好みの濃度に調整できる

メリットがありますよ!


紙の上で濃度調節をすると、ムラができやすいよ!


③濃度が調整できたら、顔彩を紙に塗る



濃度が整ったら、いよいよ紙に着色していきましょう!



顔彩は水彩絵具に近い感覚で使えますが、

  • 少しだけ粘り気がある
  • 水の加減で発色や伸びが変わる

という特徴があります。



筆を軽く寝かせるようにして塗ると、
ムラになりにくく、
やわらかいグラデーションが作れますよ!


また、色を重ねたい場合は、
下の色がしっかり乾いてから重ね塗りするのがポイント。



乾かないうちに塗ると、
にじみや混色が起こりやすくなります。



紙上でグラデーションを作ろうとしてムラが出来ている

乾かしてから塗るとムラは減りますよ!



顔彩は透明感のあるものから不透明な色までさまざま。



最初は少し薄めに塗って、
様子を見ながら重ねると
失敗が少なくて済みますよ!



まとめー【初心者向け】顔彩の使い方と特徴を解説|水彩絵具との違いもわかる!顔彩の使い方

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最後までお読み頂きありがとうございます!


以上のように、
顔彩は、水彩のようにお手軽に使える日本画絵具でした!

  1. 水で濡らした筆で絵具をなでて色を取る
  2. 絵皿やパレットで濃度を調整
  3. 紙に塗るときは水分量や乾燥を意識して使う

といったステップで、
手軽に本格的な日本画表現が楽しめますよ!


和風の色名やパッケージも魅力的です!


おまけに、スケッチや絵手紙、日本画入門にもぴったりでした。



ぜひお気に入りの顔彩を見つけて、
楽しい日本画ライフを始めてみてくださいね!



水彩と日本画絵具の違いはこちら!








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