手元の丹青指南の印刷本を現代語訳しました。
手元にあるのは、お借りした本をコピーし製本したもので、
糊が剥がれてきたので、訳と共に製本し直し読み返しやすく
することを目的として始めました。
また、日本画技法を丁寧に書いた良い本にもかかわらず
無料で公開されている情報が少ないため、
自分で訳しながら公開をすることにしました。
自分の読み易さを重視している為、細部のニュアンスが
原文とは異なる部分があります。
参考資料
「日本画画材と技法の秘伝集
狩野派絵師から現代画家までに学ぶ 新装版
日貿出版社/小川幸治」
2020/12/21
丹青指南の現代語訳を出版しました!
本ブログの現代語訳シリーズが
電子書籍と本でご覧いただけます!
原書に忠実な段組みと訳にこだわり、
初心者にもマニアにも
自信を持ってお勧めできる本になりました!
丹青指南が電子書籍で読めるようになりました!
丹青指南の原文を文字起こしし、
電子書籍と本で読めるようになりました!
生の文章を読んでみて下さい!
まさかの英語版もできました!
海外レビューがあったので作りました(笑)
海外のプレイヤーの皆さんが
より簡単に日本画を学べることを願っています。
Contents
前書き(序)ー丹青指南とは?
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➡日本画の精神を、狩野派の技法書「丹青指南」を現代語訳して解説!
前書き(序)では、狩野派伝統の日本画技術書「丹青指南」が
どのような経緯で作成されたかが書かれています。
また、日本画で一番大切な技術とは何なのかも書かれる、
本書の核とも言える部分です。
緒言
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➡胡粉の剥落を防止するには?「丹青指南」を現代語訳②緒言
そのやりかたで、あなたの絵は100年残りますか?
色あせたり絵具が取れている絵と、
今でも色鮮やかに残っている絵の違いは
ここにあります!
あなたがここで学んだことが
100年後の日本の文化財を守っているかも!?
付け足し(附言)
まだ記事になっていません!
編者来歴(編者履歴)
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➡狩野派の日本画技法書「丹青指南」を現代語訳③編者履歴
丹青指南を残した市川守静とは一体何者なのか!?
そしてその人生は?
市川氏の生涯を見て、
日本画への情熱を感じて下さい!
日本画の歴史(彩色絵沿革大略)
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➡日本画の歴史―狩野派の日本画技法書「丹青指南」を現代語訳④
誰もが思う
「日本画って結局なに?」
という疑問。
日本や中国における絵画の歴史を紐解けば
日本画の流れも見えてきますよ!
そして国宝とされる作品には
ある共通点も存在します。
その答えもこちらに書かれています。
ドーサ液(礬水)
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➡【日本画】狩野派のドーサ液の作り方とは?効果はあるの?【丹青指南現代語訳】
ドーサ液とは日本画で使う「にじみ止め」!
このにじみ止めは、現代では完成した物が売っていますが
昔はもちろん、自分で作っていました。
狩野派流のドーサ液でいろんなものに
にじみ止めを施してみよう!
ドーサ紙の作り方(礬水紙製法)
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➡【日本画】狩野派流!ドーサ液の引き方を解説!【丹青指南現代語訳】
ドーサ液ができあがったら、
あとは塗るだけ!
でも塗り方にも狩野派流のコツがあるのです。
そして百年前の落書き帳の作り方も
紹介しております!
膠の使用法
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➡【日本画】膠(にかわ)とは?作り方と使い方&種類を徹底解説【画材】
「膠(にかわ)」
これは日本画で最も大切な物と言っても
過言ではありません。
でも一口に膠と言っても、実は沢山の種類が
あるんです。
この記事では膠の種類や作り方を超網羅!
読むだけでアートや日本の絵画に
百倍詳しくなれます。
粉絵具の種類と溶かし方
胡粉精錬法(粉絵具種類弁溶融方/胡粉精錬方)
沈殿胡粉
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➡【日本画】胡粉の作り方とは?塗り方、使い方を解説!【丹青指南現代語訳】
胡粉ネイルで有名な
「胡粉(ごふん)」!
実は本来は画材だったんですよ!
そしてルンルンで爪に付けている
胡粉成分ですが、
昔はとんでもない毒物が
「胡粉」と呼ばれていたんです。
この記事では
胡粉の練り方や種類、歴史を
ご紹介しております!
起上げ胡粉(盛り上げ胡粉)
➡日本画の盛上げ胡粉(腐れ胡粉)の作り方を解説!ー『丹青指南』を現代語訳
胡粉にも種類がありますが
「腐敗させて作る胡粉」
もあります。
一体なんのために腐らせる必要が
あるのでしょうか!?
そしてその代用品になる物とは!?
一、藍棒(あいぼう)
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➡【日本画】棒絵具とは?棒絵具と藍棒の使い方を解説!【藍色染料も!】
一、岱赭
⇒代赭(岱赭)とはどんな色?顔料の使い方は?【日本画】
一、朱
⇒【絵具】朱色とは?色の作り方と意味・イメージを徹底紹介!【日本画】
一、丹
⇒丹とはどんな色?日本の伝統色を知ろう!【日本画絵具解説】
一、黄土
⇒黄土とはどんな色?日本の伝統色を知ろう【日本画絵具解説】
一、朱土
⇒【能舞台も】朱土とはどんな絵具?日本画絵具の使い方を解説!
一、キエンジ
⇒蘇芳とはどんな色?由来は木か花か調べました!【日本の伝統色】
一、洋紅 原名「カルマイン」
⇒カーマイン(洋紅)色は原料も意味も虫だった!【日本の伝統色と絵具】
一、臙脂
⇒日本画の臙脂色を解説!ー絵具は昔、綿だった!?
一、藤黄
⇒藤黄(とうおう/しおう)とはどんな色?【日本画絵具も解説!】
絵具の混合法並びに使用法 19種
草汁・ウルミ・合わせ黄土・丹墨・艶墨・朱肉色・白緑茶・黄土茶・丹墨茶
⇒日本画絵具を混色して作れる色9選【日本の伝統色】
藍具・藤黄具・白緑具・臙脂具・ウルミ具・墨具・丹具・黄土具・樹具・丹墨具
⇒日本画の「具にする」とは?胡粉を混ぜて作れる絵具10色を紹介!
岩絵具の種類と使用法
一、紺青
⇒紺青色とはどんな色?群青と違うのは高貴さだった!【日本の伝統色】
一、群青・薄群青甲/乙・白群青
⇒群青色と白群色はどんな色?原料は美しい天然石だった!【日本の伝統色】
一、粉緑青・青二番・小二番・青三番・白二番・白緑青
⇒緑青色ー孔雀石が生んだ美しい絵具を語る!【日本の伝統色】
金泥の使用方法と箔の解かし方/銀泥の使用方法
⇒日本画の神髄を極める!金泥の使い方とオリジナル色の泥作り方法を完全解説
彩色の方法
⇒絵は遺伝した才能が全て?「ない人も上手くなれる」と狩野派は言っていた!【美術】
一、裏具
➡日本画の技法『裏具/裏彩色』は絹本制作必須スキル!狩野派の技法書から解説します!
一、彫塗
➡日本画の着色技法ー彫塗(ほりぬり)と塗限り(ぬりきり)をやさしく語る!
一、塗埋
➡『塗埋』(ぬりつぶし)ー日本画の伝統着彩テクニックを学ぼう!
一、塗限
➡日本画の着色技法ー彫塗(ほりぬり)と塗限り(ぬりきり)をやさしく語る!
一、附立
➡日本画の彩色技法『付立て』(つけたて)ー東洋ならではの、筆を活かした画法を解説!
隈取
➡日本画の立体感!隈取(くまどり)の意味と種類をマスターせよ!
括り、描き起し、極隈
➡日本画の最後の仕上げ!「括り、書き起こし、極隈」を実践しよう!
彩色雑事
木地面にヤニ止めの箔を貼る方法
➡日本画を木や板に直接描いてはいけない!下地を必ず用意しよう!
黛(まゆずみ)
➡日本画の「黛まゆずみ」とは?やわらかい黒を描くにはこれをやれ!
繧繝
更新予定!
鍮泥
更新予定!
胡麻油点滴
更新予定!
終業雑事
絵具洗浄
更新予定!
筆刷毛洗浄
更新予定!
書損洗浄
更新予定!
分業彩色
➡インチキ!狩野派は師弟で協力して描いていた!狩野派の絵の描き方ってアリ?ナシ?
➡伝統の日本画技法!狩野派の鶴の描き方を解説します!
絵所の資格
➡狩野派とは?歴史と成り立ちを解説します!【日本画】