シュミンケ水彩【ボルケーノ】の色見本と参考作品

こんにちは、日本画家の深町聡美です。

シュミンケ社が作るプロ向け水彩ブランド「ホラダム」の「スーパーグラニュレーティング」シリーズは、特別な製法で作られた水彩絵具！


使用すると非常に独特な質感と効果が得られます。

「ボルケーノ」はこのシリーズの一色で、その名の通り、火山のような激しい色の分離と質感を表現することができるんです！


今回はこの「ボルケーノ」の色見本と、実際に使って描いた絵を紹介します！

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シュミンケ水彩【ボルケーノ】（火山）の色見本

ボルケーノは暖色系の全5色！

ボルケーノシリーズは全5色。

ボルケーノ（火山）の名の通り赤系の色が中心です。


イエロー、オレンジ、レッドは通常の黄、オレンジ、赤よりも落ち着いた色合いで、使いやすそうですね。

ボルケーノイエロー：シュミンケ水彩【ボルケーノ】①

少し青みのある黄色。
顔料が粒状化しているため、顔料が溜まった箇所は発色が良く、散っている箇所は透明度が高いです。

他の色が混じらないため、精密な絵を描く方も使いやすそうですね。

黄色系の色の下地にしても面白そう！

ボルケーノオレンジ：シュミンケ水彩【ボルケーノ】②

イエロ―と同じくオレンジ単色の顔料が使われているようです。
彩度が高いため白い紙に顔料のマチエールがハッキリ見えるのも特徴ですね。

粒子が大きくてグラニュレーションを感じやすいよ！

ボルケーノレッド：シュミンケ水彩【ボルケーノ】③

透明度と粒状化した赤のコントラストが美しいです。
写真では茶色っぽい色ですが、実際はもう少し赤みが強くなります。

でも赤過ぎない感じが好き！

ボルケーノバイオレット：シュミンケ水彩【ボルケーノ】④

赤と紫に分かれる、いわゆる分離色です。
紫がベースですが、紙面に沈む赤い顔料がおしゃれな色です。

赤紫系の色だね！
ボルケーノの中では一番様々な色が出てきたよ！

ボルケーノブラウン：シュミンケ水彩【ボルケーノ】

画像では分かりにくいですが、赤と焦げ茶に分離します。
まさに火山的な色だなと思いました。

分離色にこだわらず、こげ茶系の色として使いやすかったです。

個人的にはボルケーノシリーズで一番好きです！
混色してもいろいろ使えそう！

シュミンケ水彩【ボルケーノ】（火山）の参考作品

• ボルケーノイエロー
• ボルケーノオレンジ
• ボルケーノブラウン

ボルケーノイエロ―が意外と薄く、重ね塗りをしても陰影は表現しづらいです。
ボルケーノオレンジはガサガサしたマチエールのおかげでクレヨンのような雰囲気になりますね。
ボルケーノブラウンも「混色して使いやすくなった焦げ茶」という印象で、普段使いにも便利だと感じました。

• ボルケーノレッド
• ボルケーノバイオレット

ボルケーノレッドは少し固めの使い心地。
薄く延ばすと、青味のある落ち着いた赤が広がります。

「赤！」という感じの強さがなく他の色と合わせやすそうです。


ボルケーノバイオレットは赤、紫、そしてかすかな青を感じる不思議な色。
今回は背景として使っていますが、和の雰囲気に良いですね。

まとめーシュミンケ水彩【ボルケーノ】の色見本と参考作品

最後までお読みいただきありがとうございます。

以上がシュミンケホラダムのボルケーノの色見本でした！


赤系の色が多いシリーズですが、ボルケーノブラウンはどんな絵にも応用できる色だと思います。

単色での販売もされていますので、気になる方はぜひ購入してみて下さい！

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