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シュミンケ水彩【デザート】の色見本と参考作品

こんにちは、日本画家の深町聡美です。

シュミンケホラダムの「スーパーグラニュレーティング」シリーズは、その名が示す通り、強烈なグラニュレーション(粒子の分離)効果を持つ水彩絵具のコレクション!

このシリーズの中の「デザート」は、砂漠の広がりや乾燥した大地の質感を表現するために作られた色です。


今回は実際に筆者が塗ってみた色見本と、この絵具を使って描いた作品をみなさんにお見せします!


どんな作品が生まれたのか、楽しみにしていてくださいね!



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シュミンケ水彩【デザート】(砂漠)の色見本

黄色、茶色系の顔料が使われています。

ホラダムの「スーパーグラニュレーション」シリーズは複数の異なる顔料を組み合わせて作られた水彩絵具です!

今回取り扱う「デザート」(砂漠)の5色は、その名の通り砂漠をイメージした色がセットになっています。

全体的に黄土色や茶糸が多いですね。




デザートイエロー:シュミンケ水彩【デザート】①

デザートイエロー
  • 耐光性:★★★★★(最高)
  • 不透明度:半透明
  • 溶解度:軽く溶ける
  • 顔料:PBr7、PY159

デザートイエローの第一印象は、「シャイアイエロ―に似ている」でした。

青味のある黄土色が複雑な発色を生み出しています。

薄めると、ほんのりとしたレモンイエロ―が浮かび上がってきました。


グレーっぽくもある色だね。



デザートオレンジ:シュミンケ水彩【デザート】②

デザートオレンジ
  • 耐光性:★★★★★(最高)
  • 不透明度:半透明
  • 溶解度:半溶性
  • 顔料:PBr33、PY159


赤茶系の色です。

一見、赤茶色以外の色は見えませんが、濃く塗る事で青味のある焦げ茶になります。

グレーっぽくもある色だね。


デザートブラウン:シュミンケ水彩【デザート】③

デザートブラウン
  • 耐光性:★★★★★(最高)
  • 不透明度:半透明
  • 溶解度:半溶性
  • 顔料:PR108、PBk11、PY159

赤と緑、黄色などが混じった色の絵具です。

黄色みのある焦げ茶やグレーにも見えるような色味で、広い面に使うと面白い効果が出そうです。


デザートブラウン:シュミンケ水彩【グリーン】④

デザートグリーン
  • 耐光性:★★★★★(最高)
  • 不透明度:不透明
  • 溶解度:半溶性
  • 顔料:PR108、PG26


これはカッコいい色!
緑ですが、赤が混じっているんです!

ちょっと使いにくいかもしれませんが、その使いどころを考えるのも面白いですね!

デザートブラウン:シュミンケ水彩【グレー】⑤

デザートグレー
  • 耐光性:★★★★★(最高)
  • 不透明度:半透明
  • 溶解度:溶けにくい
  • 顔料:PBk11、PY159

グレーという名前ですが、黒に近いです。
茶墨に近い色という印象でした。

薄く塗った時に残る粒子感もまた墨感を増しているように感じます。

シュミンケ水彩【デザート】(砂漠)の参考作品

  • デザートイエロー:猿
  • デザートオレンジ:背景、木
  • デザートブラウン:猿の輪郭


デザートイエローの発色が意外と良く、濃淡の調節もしやすかったです。
ただ、これ単色ではコントラストが弱いのでデザートブラウンを輪郭に使用しました。


デザートオレンジは画像よりも淡い雰囲気になります。
深みがある色でありつつも、全く違う色が分離してこないところが良いですね。

  • デザートブラウン:ヤギ
  • デザートグリーン:角
  • デザートグレー:背景


こちらではデザートブラウンをヤギの身体に使いました。
薄く塗るとオレンジ色も発色しました。


デザートグリーンは元々緑色っぽい角に使用しています。
赤が血色のようにも、影のようにも見えるのが面白い効果ですね。


デザートグレーはシンプルな墨色です。

まとめーシュミンケ水彩【デザート】の色見本と参考作品


最後までお読みいただきありがとうございます。

以上がシュミンケホラダムのデザートの色見本でした!


シュミンケホラダムのデザートは黄色系、茶色系中心の砂漠をモチーフにした絵具セットです。

茶色系が多い中、緑と赤が分離するデザートグリーンなど、面白い色も含まれています。


顔料が浮き出す不思議な絵具をぜひ試してみて下さいね!


単色での販売もされていますので、気になる方はぜひ購入してみて下さい!



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