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シュミンケ ホラダム水彩【ツンドラ】(凍原)の色見本と参考作品

こんにちは。日本画家の深町聡美です。

今回は、シュミンケのホラダム水彩「ツンドラ」シリーズを紹介します!


ツンドラはグラニュレーションシリーズでも屈指の人気を誇るセットです。


この記事では、色見本と、実際に使用して制作した作品の画像と共に使用感をレビューしていきます。


購入を迷っている方の参考になれば幸いです。


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シュミンケ ホラダム水彩【ツンドラ】(凍原)の色見本

一番人気のセットなんだとか!

ツンドラはスーパーグラニュレーションシリーズの中でも一番人気のセットだそうです。

確かに、ツンドラピンクやツンドラバイオレットなど、他にはない色が含まれていますね。

オレンジやグリーンなど色相も豊富で、人気の高さにも納得です。

ツンドラの雪、大地、苔などの豊かな色彩がセットにも反映されています。


ツンドラオレンジ:シュミンケ ホラダム水彩【ツンドラ】(凍原)①

ツンドラオレンジ
  • 耐光性:★★★★(とても良い)
  • 不透明度:透明
  • 溶解度:半溶性
  • 顔料:PBr7、PR233、PY43

ツンドラオレンジは凍土の赤茶けた草を思い起こさせる色。
黄色がかった茶色の中に赤が点々と浮かびます。


ツンドラピンク:シュミンケ ホラダム水彩【ツンドラ】(凍原)②

ツンドラピンク
  • 耐光性:★★★★(とても良い)
  • 不透明度:透明
  • 溶解度:半溶性
  • 顔料:PB29、PR233

ツンドラピンクは赤紫と赤の分離色!
ハッキリと赤系の顔料が見えますが、赤紫と色相が近いので主張は控えめです。

ツンドラバイオレット:シュミンケ ホラダム水彩【ツンドラ】(凍原)③

ツンドラバイオレット
  • 耐光性:★★★★(とても良い)
  • 不透明度:半透明
  • 溶解度:溶けにくい
  • 顔料:PB29、PBr6

ツンドラバイオレットは筆者が一目ぼれした色です。
茶色、黒のような色の中に青が混じります。
水彩作家のkiyo.さんは猫の色に使われていました。



ツンドラブルー:シュミンケ ホラダム水彩【ツンドラ】(凍原)④

ツンドラブルー
  • 耐光性:★★★★(とても良い)
  • 不透明度:透明
  • 溶解度:半溶性
  • 顔料:PB29、PBr7

ツンドラブルーは濃い箇所は紺色、薄い部分はコバルトブルー風味の色になります。
二色の青をコントロールできると一色で多彩な表現が出来そうですね。

ツンドラグリーン:シュミンケ ホラダム水彩【ツンドラ】(凍原)⑤

ツンドラグリーン
  • 耐光性:★★★★★(最高)
  • 不透明度:不透明
  • 溶解度:溶けにくい
  • 顔料:PG19、PBr6

ツンドラグリーンは苔色です。水彩境界は茶色になりました。
落ち着いた緑色で好きな色です。
フォレストオリーブと組み合わせると、より陰影が際立ちそうです。


シュミンケ ホラダム水彩【ツンドラ】(凍原)の参考作品

  • ツンドラオレンジ:犬
  • ツンドラピンク:背景
  • ツンドラバイオレット:犬の影目、鼻

ツンドラオレンジは濃く塗ると赤茶色になりました。
溶かし易く、濃い色も簡単に作れました。
ツンドラピンクはサツマイモっぽい色になりました…
ツンドラバイオレットは上手く使えばもう少し複雑な色を活かせたと思います。



  • ツンドラブルー:背景
  • ツンドラグリーン:魚

ツンドラブルーはディープシーグリーンとディープシーインディゴの中間のような色。
絵墨の青系にも近いかもしれません。彩度のコントラストが気に入っています。
ツンドラグリーンはくすんだ緑です。
不透明色なので、少し白を混ぜたような不思議な色です。

まとめーシュミンケ水彩【グレイシャー】(氷河)の色見本と参考作品

最後までお読みいただきありがとうございます。
以上がシュミンケのホラダム水彩「ツンドラ」の紹介でした!

ツンドラは他のシリーズと異なり、色相が豊富で一セットで様々な絵が描けるポテンシャルがあります。

グラニュレーションシリーズが気になっている方は、最初にこの「ツンドラ」を購入するのがおススメです!

使っている人が多いと、どこにどの色を使っているか参考にもなるしね!

ここにこの色を使ったよ!というエピソードがあればTwitterかInstagramで教えて下さい!





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